2010.09.12 Sunday
ピナレロFP1インプレ、走行後5000キロ経過
スポーツバイクは5000キロ乗らないと、その自転車の良し悪しは分らないと言われています、ピナレロFP1(2010年モデル)がもうすぐ走行距離5000キロになるので、詳しいインプレをする事にします。
ピナレロFP1はアルミフレームに、衝撃吸収性の高いONDAカーボンのフォーク・バックを使用したコンフォート系ロードバイクです。
【平地】
30キロ位で巡航する分にはまったく問題ありません、しかしこれ以上の速度域になってくると伸びがないので苦しい感じがします。
本来は街乗り用なので高速域を重視してないからと思われます、しかしジテツウ、街乗り用で乗る人、初心者の人はそこまで飛ばす事が少ないので問題はないと思います。
【ロングライド】
アルミフレームですがONDAカーボンのフォーク・バックが効いてるようで、100キロ位なら余裕で走れます。
私の場合は120キロを超えた辺りから上半身の疲れが出てきます、ロングライド用のクロモリやフルカーボンに比べると衝撃吸収性は劣ると思います。
しかしこれからロードバイクに乗り始める方は、「自転車で100キロ!?冗談だろ?」って感じでしょうから、最初の1台として買うなら問題はないと思います。
【ヒルクライム】
体重61キロ前後の私の場合は標高1000m以上、勾配20%(ガーミン実測)までの坂なら問題なく登れました。
しかしタイムに関しては非常に厳しいです、これはピナレロFP1のせいと言うよりはホイールに問題があります。
初期装備のシマノWH-500は練習用の最廉価モデルなので、重量が重く転がり抵抗も大きいです、これについてはホイール交換で改善されるでしょうから後で交換を検討してみてください。
【下り坂】
正直言いますと下りが一番苦しいです、街乗り用のピナレロFP1は速度が上がるにつれて剛性不足が顕著に出てきます。
60キロ近くになると剛性不足から踏みこんでも速度の伸びが少ないし、振動を拾って左右に若干振れてきます(上位モデルは60〜70キロ以上からさらに踏み込みたくなるほど伸び・安定感があるそうです)
また高速コーナー時はフレームがたわむので、自分が狙ったラインより少しズレてしまいます(高剛性の上位モデルはキッチリ狙ったラインで走れるそうです)
それに高速度域から急ブレーキをするとフロントフォークの剛性不足から挙動が安定しなくなります。
しかし下り坂はゆっくりブレーキを掛けながら安全に降りると言う人は、速度を出さないでしょうからこれらの問題点を感じる事なく乗る事が出来ます。
【ティアグラについて】
ピナレロFP1はシマノの下から2番目のコンポであるティアグラが標準装備となっています、ソラとティアグラは街乗り用、105、アルテグラ、デュラエースがレース用となってます。
下から2番目と言ってもクロスバイクに付いてるものよりは良い物がついてます、なので街乗り用としては不満なく乗れます。
それではなぜティアグラはレース用ではないのかについて説明します。
変速性能ですが変速時のショックはありますし、上位コンポのようなスムーズさはありません、またティアグラ以下はリア9速、105以上はリア10速なので選択出来るギアに一枚差が出ます。
ブレーキは街乗り用として設計されており、高速域からのブレーキはあまり考えられてないので、上位コンポに比べて制動能力・操作性があきらかに劣ります。

赤丸は関係ありません(^^;)矢印の間隔を見てください
街乗り用なので下ハンを持つ事もあまり考えられていません、なのでSTIレバーとハンドルの間隔が105以上に比べると広く作られているそうです。
実際にお店で105以上の下ハンを握った時は、間隔が狭いのでブレーキがしやすいなっと思いました。
177cmで手が普通よりやや小さめの私の場合は、下ハンでの変速に関しては問題ありませんが、ブレーキをかける時は大きく手を広げないと届かないです。
なので下り坂を降りる時は手を一杯まで広げてブレーキに手を掛けながら走ってます。
元野球部のように手が普通より大きい人は問題ないと思いますが、手が小さい人の場合は手が届かずブラケット部に持ちかえる必要があると思います。
レースで持ちかえる動作をしているとタイムに影響が出ますし、下り坂で持ちかえると一瞬片手運転になるわけですから大変危険、これがティアグラ以下はレースに適さないと言われるゆえんです。
【改造について】
改造の候補としてはブレーキを105以上にする、手が小さい人はSTIレバーを105以上にする、ホイールを交換する等が有力で、これらの改造を行えばレース用としても十分に使用可能だと思います。
【総合評価】
ピナレロFP1は街乗り用としては最高の1台だと思います、レース用ではないのでレースを検討している人はFP2以上を買うべきでしょう。
価格は18万前後と他メーカーのエントリーモデルに比べると高価ですが、その分性能も良くなります。
憧れのブランドであるピナレロがこの低価格で買えると言うのは魅力的だと思います、見た目は本当にカッコ良いです。
ピナレロFP1はアルミフレームに、衝撃吸収性の高いONDAカーボンのフォーク・バックを使用したコンフォート系ロードバイクです。
【平地】
30キロ位で巡航する分にはまったく問題ありません、しかしこれ以上の速度域になってくると伸びがないので苦しい感じがします。
本来は街乗り用なので高速域を重視してないからと思われます、しかしジテツウ、街乗り用で乗る人、初心者の人はそこまで飛ばす事が少ないので問題はないと思います。
【ロングライド】
アルミフレームですがONDAカーボンのフォーク・バックが効いてるようで、100キロ位なら余裕で走れます。
私の場合は120キロを超えた辺りから上半身の疲れが出てきます、ロングライド用のクロモリやフルカーボンに比べると衝撃吸収性は劣ると思います。
しかしこれからロードバイクに乗り始める方は、「自転車で100キロ!?冗談だろ?」って感じでしょうから、最初の1台として買うなら問題はないと思います。
【ヒルクライム】
体重61キロ前後の私の場合は標高1000m以上、勾配20%(ガーミン実測)までの坂なら問題なく登れました。
しかしタイムに関しては非常に厳しいです、これはピナレロFP1のせいと言うよりはホイールに問題があります。
初期装備のシマノWH-500は練習用の最廉価モデルなので、重量が重く転がり抵抗も大きいです、これについてはホイール交換で改善されるでしょうから後で交換を検討してみてください。
【下り坂】
正直言いますと下りが一番苦しいです、街乗り用のピナレロFP1は速度が上がるにつれて剛性不足が顕著に出てきます。
60キロ近くになると剛性不足から踏みこんでも速度の伸びが少ないし、振動を拾って左右に若干振れてきます(上位モデルは60〜70キロ以上からさらに踏み込みたくなるほど伸び・安定感があるそうです)
また高速コーナー時はフレームがたわむので、自分が狙ったラインより少しズレてしまいます(高剛性の上位モデルはキッチリ狙ったラインで走れるそうです)
それに高速度域から急ブレーキをするとフロントフォークの剛性不足から挙動が安定しなくなります。
しかし下り坂はゆっくりブレーキを掛けながら安全に降りると言う人は、速度を出さないでしょうからこれらの問題点を感じる事なく乗る事が出来ます。
【ティアグラについて】
ピナレロFP1はシマノの下から2番目のコンポであるティアグラが標準装備となっています、ソラとティアグラは街乗り用、105、アルテグラ、デュラエースがレース用となってます。
下から2番目と言ってもクロスバイクに付いてるものよりは良い物がついてます、なので街乗り用としては不満なく乗れます。
それではなぜティアグラはレース用ではないのかについて説明します。
変速性能ですが変速時のショックはありますし、上位コンポのようなスムーズさはありません、またティアグラ以下はリア9速、105以上はリア10速なので選択出来るギアに一枚差が出ます。
ブレーキは街乗り用として設計されており、高速域からのブレーキはあまり考えられてないので、上位コンポに比べて制動能力・操作性があきらかに劣ります。

赤丸は関係ありません(^^;)矢印の間隔を見てください
街乗り用なので下ハンを持つ事もあまり考えられていません、なのでSTIレバーとハンドルの間隔が105以上に比べると広く作られているそうです。
実際にお店で105以上の下ハンを握った時は、間隔が狭いのでブレーキがしやすいなっと思いました。
177cmで手が普通よりやや小さめの私の場合は、下ハンでの変速に関しては問題ありませんが、ブレーキをかける時は大きく手を広げないと届かないです。
なので下り坂を降りる時は手を一杯まで広げてブレーキに手を掛けながら走ってます。
元野球部のように手が普通より大きい人は問題ないと思いますが、手が小さい人の場合は手が届かずブラケット部に持ちかえる必要があると思います。
レースで持ちかえる動作をしているとタイムに影響が出ますし、下り坂で持ちかえると一瞬片手運転になるわけですから大変危険、これがティアグラ以下はレースに適さないと言われるゆえんです。
【改造について】
改造の候補としてはブレーキを105以上にする、手が小さい人はSTIレバーを105以上にする、ホイールを交換する等が有力で、これらの改造を行えばレース用としても十分に使用可能だと思います。
【総合評価】
ピナレロFP1は街乗り用としては最高の1台だと思います、レース用ではないのでレースを検討している人はFP2以上を買うべきでしょう。
価格は18万前後と他メーカーのエントリーモデルに比べると高価ですが、その分性能も良くなります。
憧れのブランドであるピナレロがこの低価格で買えると言うのは魅力的だと思います、見た目は本当にカッコ良いです。