昨日の記事でまっくろくろすけさんから「現在乗ってるロードバイクはアルミ+カーボンフォーク・バックだが、中堅モデルのフルカーボンはそれよりも硬いのかな?」的なコメントをいただきました。
現在私が乗ってるピナレロFP1もアルミ+カーボンフォーク・バックなので大変興味深い意見でした、なので軽く調べたので記事にしてみました。
まず単純にカーボンとアルミの強度を比較した場合はカーボンの方が硬いそうです、しかしカーボンにしたら硬くなって乗り心地が悪くなるかと言うとそうではありません。
現に私が乗っていたクロスバイク、ジャイアントエスケープR3(フルアルミ)に比べるとピナレロFP1の方がロングライドでは楽に走れます。
例えば身近な素材である鉄、これも色々と種類があるようで階段の手すりに使われる鉄と、自動車のボディーに使われる鉄ではかなり性質に差があるそうです(後者の方が高価らしいです)
自転車のフレームに使われるクロモリ、これはクロムモリブデン鋼と言い、鉄にクロムとモリブデンを混ぜたモノらしいです。
これと同じようにカーボンと一口に言っても、剛性の高い物や衝撃吸収性の良い物等、色々な物があり値段も性能によって差があるそうです。
ちなみにアルミも価格によって性質が全然違うそうで、安価なフルアルミクロスとキャノデールCAAD9のような高級フルアルミロードでは全然乗り心地が違うそうです。
私のピナレロFP1やまっくろくろすけさんのカレラママヤマはアルミ+カーボンバック・フォークです。
これらはエントリーモデルであり、この機種の場合は衝撃吸収性を良くする為にカーボンバック・フォークが付いてると思われます。
基本的に衝撃吸収性を良くする事、剛性を高くする事は相反する要素なので両立させる事は難しいそうです。
ゴルフクラブで言うと、どこに当たっても真っ直ぐ跳び、距離を遠くまで飛ばせるクラブが作れれば世界中でバカ売れです。
しかし実際はコントロール性を重視すると距離が飛ばない、距離を飛ばそうとすると芯が狭くなるので初心者には難しいとなるそうです。
ロードバイクのエントリーモデルに使われる安価なカーボンは、5段階評価で言うと衝撃吸収性2・剛性2って感じかな?
30万円前後のミドルクラスのカーボンは衝撃吸収性3・剛性3って感じでしょう、現にレースやロングライドもそこそここなせると言うモデルが多いし。
50万円以上の上位モデルの場合は衝撃吸収性4・剛性4って感じで、私が欲しいと思う両方共に高水準でまとめたモデルに該当すると思います。
それとメーカーによってはロングライドに特化したモデルがあるそうで、これは衝撃吸収性5・剛性3って感じだと思います。
最後にプロ選手がレースで使うハイエンドモデル、これは衝撃吸収性3・剛性5って感じだと思います。
上記での説明しましたが衝撃吸収性5・剛性5と言う物を現時点で作れるメーカーはないそうです、仮に作れたらそのメーカーが一人勝ちでしょうね。
なのでFP1のようにアルミ+安物カーボンフォーク・バックを使ったモデル、30万前後のフルカーボンのミドルモデルを比較した場合は、後者の方が乗り心地は良いと思われます。
私の行きつけのプロショップの店長さんは実際に2011年モデルのコルナゴに乗ったそうですが、C59はガチガチ、CX-1でもかなり硬く感じたそうです(ちなみにCX-1に乗るプロ選手もいます)
プロ選手は脚力が強いだけに普通の硬さではフレームがたわむそうです、なのでタイムの為に乗り心地を犠牲にしてでも剛性を上げているそうです。
もしもEPSやC59のフレームをたわませるほどの脚力があれば、プロ選手になれますと店員さんは言ってました。
ちなみにロードバイク2台目候補のメーカー、スペシャライズドの場合は最上位モデルにターマックSL3とルーベSL3があり、どちらも値段は一緒です。
前者はツール・ド・フランスで優勝のコンタドール、2位のシュレックが使用したバイクで、剛性5、衝撃吸収性3って感じらしいです。
後者はカンチェラーラがステージ優勝をした時に使用したバイクで、剛性4、衝撃吸収性4って感じらしいです。
ターマックSL3は全部ガチガチカーボンですが、ルーベSL3は上半分がターマックと同じガチガチカーボン、下半分が衝撃吸収性が良いカーボンらしいです。
乗り心地と速さの相反する性能を見事に両立させたバイク、それがルーベSL3なのです、しかも私が好きな白×赤カラー。
赤が好きだが赤一色も芸がない、正直言いますと白×赤もしくは白×青カラー以外のロードバイクには乗りたくありません(^^;)
なので見た目を重視するとスペシャライズドルーベSL3になりそうな気がします、もちろん性能も折り紙付きですよ〜