以前「トレックマドン7発売、BB下ブレーキはあり?なし?」で書きましたが、マドン7はリアブレーキが従来のシートステー台座からBB下へ位置変更されています(以下BB下ブレーキと呼ぶ)
BB下ブレーキ
後輪のBB下ブレーキはTTバイクで使用実績があり、エアロ効果の向上、シートステー間のブレーキ取り付け台除去による軽量化・乗り心地向上のメリットがあります。
考えられるデメリットは冒頭の記事で書きましたが、ブレーキの制動力に関しては保留してました、今回はその件について補完する記事…ではありません(*゚Д゚) アレ?
制動力に関しては分からないけど、ツイッターで話題が出たのでメモとして残しておきつつ、詳しい人が教えてくれたらラッキー的な記事です(笑)
進行方向とタイヤの回る方向
進行方向を左から右とすると、ホイールは前後輪共に時計周りです、この時ブレーキを掛けたら前ブレーキはフロントフォークから離れる方向へ引っ張られます、逆に後ブレーキは制動時シートステーの台座に押し付ける方向に力が掛かります。
ブレーキング時フレームに押し付けられる方向に力が掛かった方が、踏ん張りが効くので制動力が良いと言う説があります。
ホイールは反時計回り
写真ではカットされてますが写真の左がフロント、右がリアになります、つまり右から左へ走る事になるので、ホイールの回転方向は反時計周りです。
この状態でブレーキを掛けるとフレームから離れる方向に力が加わります、この事からBB下ブレーキは制動力が悪いと言う説が出るのだと思われます。
ただシートステーの台座に比べると、BB下の方が剛性が高いので、逆に制動力が良くなると言う方もいます。
前ブレーキはクリアランス的に厳しい
制動時ブレーキがフレームに押し付けられた方が踏ん張りが効く理論で言うと、前ブレーキはフロントフォークの前側ではなく、後ろ側に取り付けた方が制動力は高くなります。
ただ写真を見た感じフロントフォーク裏側に取り付けると、ダウンチューブとのクリアランスがなく、ハンドルを左右に切った時に接触する危険があります。
この事から前ブレーキは現在の位置に落ち着いているのかもしれません(ケーブル取り回し、整備のしやすさ、走行時ブレーキ調整が出来る等の理由もあるでしょうが)
仮に取り付け位置による制動力が変わらないとすると、クリアランスを確保して前ブレーキをフロントフォーク後ろに付けると言う発想は出て来ても良いはずです、この方が空気抵抗が低そうですし。
ただダウンチューブを弄るとジオメトリー的にNGになる可能性はありますし、ダウンチューブとのクリアランスを確保するとなると設計の自由度が下がるのかもしれません。
もしくは前ブレーキはFフォーク前に付いてるのが当然と言う固定観念により、前ブレーキの位置を議論する事自体が起きないのかもしれません。
誰かブレーキを従来通りの位置に取り付けたロードバイク対マドン7で、制動距離を測ってくれたら手っ取り早いのですがw
タイヤ・ブレーキ等はモチロン他の全パーツを揃えて、漕ぐ人・路面も揃えて、同じ速度で進入してフルブレーキングして制動距離を測る、自転車雑誌で取り上げてくれたらな〜 ┬|ω・`)チラッチラッ