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手組ホイール構想第二弾、変則組み・少スポーク化



 「ホイールのスポークアレンジメント説明」の続きです、変則組みとしてダブルクロスがありますが、36Hの8本組みになるので重量増加は避けられません、なので今回は少スポークをメインに書きます。

手組ホイールは前後共にスポーク数が32本でクロス組みが一般的ですが、完組ホイールはUCI最低ラインの前16本・後ろ20本の物が多いです。

完組ホイールはハブ・リム・スポークが専用設計なので完成度が高くなります、なので手組ホイールで普通に前16本・後ろ20本の物を作ると、剛性・強度不足になる可能性が高くなります。

 スポークを減らす利点として空気抵抗減少・軽量化があります、少スポーク化によるエアロ効果は実感出来ると聞きますし、重量は数字でキッチリ出るので軽くしたい所です。

スポークは1本あたり約5〜7g、平均6gとした場合前後32本では6×(32+32)=384g、これが前16本・後20本の場合6×(16+20)=216gで168gの軽量化になります(ニップルも減るのでさらに軽量化出来る)

サピムCX-RAY 1本350円

 ただ冒頭で書いた通り、何も考えずにスポークを減らしただけでは、剛性・強度不足になる可能性が高くなります。

スポークを張り過ぎるとスポークが切れたり、リムが割れたりするので、スポークテンションで本数の少なさをカバーしきれません、そこで検討する必要があるのがスポーク強度・ハブのラージフランジ化・リム剛性です。

スポークに関しては組みにくい&高価と言う欠点がありますが、サピムのCX-RAY、DTスイスのエアロライトが性能的には鉄板、ただエアロスポークを組んだ事がないので、練習にDTスイスのレボリューションで組むのも検討しています。

アメクラ ロード205 約23000円
 
 ハブをラージフランジにすればスポークを短く出来るので、強度を高くする事が出来ます、なのでリアはアメクラのロード205を使用します(アメクラに関する記事→アメクラハブは軽量でラージフランジ)

しかしアメクラのフロントハブは評判が…です、フロントは若干重くなりますが、回転性能を取ってシマノデュラエースにしようと思います。

【追記分】
シマノはラジアル組をしないように声明を出してるようで「ハブホールからもっとも短い部分に力が集中する為、ハブが破断する可能性が高くなる」この理由からラジアル組みはNGみたいです…困りました(;´∀`)クリスキング・TNIを検討しようと思います

キンリン XR-300 約4000円

 一番問題になってくるのはリム剛性で、実は高級完組ホイールでもリムは重く剛性の高い物を使用しています、軽量リムにすればさらに軽く出来ますが、剛性が低くなるので使用しないようです。

リムハイトを高くすると重量は増えますが剛性が上がります、手組ホイールを16Hで組むなら、リムハイト30mmが最低ラインのようです(専用設計のシマノデュラエースC24でも柔らかい&振れやすいと言われるくらいですから、手組の16本でリム高24mm以下だとやばいようです)

手組用アルミリムの場合、キンリンXR-300がリムハイト30mmで450g、価格は約4000円です、リム精度がアレみたいで、ブレーキシューが当たる継ぎ目の部分が…ごにょごにょ

DTスイスのRR585もリムハイト30mmで価格は約8500円、リム精度は高そうですが重量585gと、少スポーク化による軽量化を吹き飛ばすほどの重さです(;^ω^)

 アルミリムの場合リムハイトを高くすると重量がドンドン増えるので、次に検討するのが軽量なカーボンリムです。

ENVE(エンヴィ)、コリマは軽量&高剛性なので、良いホイールが出来るのは間違いないのですが、1個あたり6〜8万円以上します(ウイグルでENVE+パワータップで組まれたホイールが売られてるようですが、リム単品を安く買えるかどうかは不明)

そうなると登場するのが中華カーボンですね、個体差が大きいようですが、安く軽いカーボンリムを手に入れるなら中華カーボンしかありません(ハズレを引いても文句を言えば交換してくれると教えていただきました)

 とは言え自分で組む&少スポークですから、リムを中華カーボンにすると流石に怖いです、なので第一候補はキンリンのXR-300ですね。

また一気に前16H・後20Hまで減らすのは怖いので、安全マージンを取って4本追加、前はラジアル組で20H・後はクロス組みで24Hにするのが良いかな〜と考えています。

キンリンXR-300が450g、スポークを1本4.5gとして計44本、ハブがフロントをシマノデュラエースで120g、リアをアメクラのロード205で205g

450g×2個+4.5g×44本+120g+205g=1423g なので高級完組に近い重量のホイールが出来上がりです(フロントをアメクラ、クリキン、TNIのハブにすれば1300g台も可能)

ホイールの剛性・強度は乗り手の体重・走力も影響しますが、私の体重は63キロ前後でレースのようにガンガン漕ぐ事もありません、なので少スポークでも大丈夫だと考えています。




|自転車ホイール|01:49|comments(17)|trackbacks(0)|
コメント
はじめまして。いつも楽しみに拝見しています。香川県高松市在住の50歳前、男です。走歴10年、自転車歴1年弱の初心者です。練習のこと、パーツのこと、メンテナンスのことなどどれをとっても大変参考になります。ありがとうございます。
このサイトで知ったPaxCycleさんでホイールを作る予定です。何度かメールでやりとりをした結果、XR-300の程度の良いもので、CX-Ray、デュラエース9000(前後)、バイクの色に合わせたデカールを作ってオリジナルのものなります。1450g位で、剛性はフルクラムレーシング1より少し劣るが、シマノCL24よりは断然硬いとのこと。私は初心者でよくわかりませんが、乗り心地などお知らせします。普段はXR300(32H)にパワータップを組んでもので走ってます(自分の貧脚にがっかりしますが)。今後とも楽しみにしています。
| HK|
HKさんへ

最近マニアックな事しか書いてませんが、前は基本的な事も書いてたので参考になって良かったです。

検討中のホイールとほぼ同じ構成でしかもPAXサイクルですか( ´∀`)インプレが楽しみで夜も眠れませんw

シマノデュラエースC24より硬いのは分かりますが、レーシング1より柔らかいと言うのは大きなヒントになりそうです。

差し支えなければ届いたホイールのスポーク本数、HKさんの大まかな体重を教えていただけると助かります。
| kazu|
168グラムの軽量化、ってシビアですね。

空気抵抗もあるでしょうか、この軽量化が体感できるのですねー。

中華カーボン、信頼できるのでしょうか?
| tac-phen|
HKです。スポークは前18本、後24本です。キンリンXR-300を改造して18Hのフロントリムを作ってくれるそうです。デュラ9000のハブがデリバリーされてから製造なので完成にはもう少し時間がかかりそうです。レーシング1の定価のおおよそ2/3のコストです。私の体重は60〜62前未鯤册阿靴討い泙后
| HK|
C24が振れやすいというのはやはり周知なんですね・・・マメに見ておかないと┐('~`;)┌

リムの制度という点では現在ポケロケで痛感しております。
正に継ぎ目がゴニョゴニョ・・・あまり気にしてませんでしたが結構重要ですね(´ω`)
| イヨッキュ|
タクフェンさんへ

ホイールは回転するので他の部分の軽量化とは効果が違ってくるんですよ(´∀`)

168gって言うのはスポークだけの話ですから、トータルでは400g以上軽量化出来てます、仮に168gしか軽量化出来なくても効果は100%実感出来ます(*^^)v


HKさんへ

60〜62キロと言う事は私より若干軽い位ですね、それでキクちゃん氏が組んで前18、後24Hですか。

18Hは市販されていませんし、素人が組む為安全マージンを考えたら前は20Hで決定ですね(´∀`)後ろを24Hか手堅く28Hにするかで迷います

普通に考えるとフロントはラジアル組みしてくるはずなんですが、シマノハブはラジアル組みNGと言う情報もあるので気になる所です(ネット情報なのでPAXがラジアルで組んで来た場合は、シマノでラジアル組はNGと言う情報がガセネタになるのですが…)

HKさんのコメントのおかげで、どの位のスポーク数にすれば良いか分かったので助かりました、ありがとうございました。
| kazu|
イヨッキュさんへ

私は所有してませんがC24が柔らかいって人は多いですし、振れやすいと言う方も多いですね(;´∀`)9000系に期待しましょう

リムの継ぎ目が…と言うホイールを使った事ない(使ってる事に気付いてないだけ?)なので、正直ピンとこないんですよね…まあ届いてからのお楽しみと言う事でw
| kazu|
 XR-300で16本間引きホイール組んで使ってますが、相当乱暴な乗り方をしない限り、全く問題ないと思います。
 総重量95kg前後で4500km以上走って何の異常もありません(詳細はURLで・・・)。kazuさんは体重も軽そうですし、十分使えるリムだと思いますよ!薄いリムなので、スポークテンション上げは慎重にやる必要がありますが。そこが一番のポイントですかねー。まあちょっとずつ上げていけば全然問題ないと思います。
 リムの継ぎ目は確かによく見れば確認できる程度ですが、走行に影響あるもんなんですかね?それほどひどいものなら、不良品として扱える気もしますが・・・
 因みに僕は今中華カーボンバイクを組んでいますが、それが終わったら中華カーボンのディープリムをエアロスポーク間引きなしで組んで、それを平地専用にする予定です。そして今使っているXR-300はヒルクラ専用に・・・
 あ、因みにラジアル組の情報は知っていましたが、前輪は気にせずラジアルです。壊れやすい理屈はわかりますが、どんな組み方をしても結局どこかに負担がかかるわけで。気にしてたらきりがありませんからね^^(ちょっと大雑把すぎるかな・・・)
| T001|
T001さんへ

16Hだとこう言う組み方になるわけですか、それとスポークテンション上げは慎重にですね((φ(・д・。)ホォホォ

色々ありましてベストバランスは18、24Hっぽいのでコレをベースに組むつもりです(`・ω・´)プロも16、16Hで組めるでしょうが、あえて本数を増やして来ると言う事は何か理由があるのでしょうし(特に特注の18Hを作るあたりが…)

リムの継ぎ目以外にもごにょごにょ…で、ピーの部分がどの様な影響を及ぼすのかもプロの方に教えてもらっているのですが、こっそりなのでブログでは書けません(^^;)ブログを長く続けてるおかげか最近色々と…

ラジアル組の情報は本当なんですね、今回とほぼ同じ構成(前後ハブはデュラエース)で組んでもらう方が周りに数名いるので、プロの方がラジアルで組めばOKと判断するつもりです。
| kazu|
HKです。私はメカに関してド素人なのでとんちんかんな内容になっていればすいません。当初Paxサイクルさんで勧められたPAXオリジナルのホイールは20/24Hでした。私がデュラのハブで組みたいと希望したためにフロントハブの18Hにあわせてリムを特注することになったようです(ちょうど他にも18Hのリムを作る予定だったようですが)。
| HK|
HKさんへ

いえいえHKさんのおかげで不確定要素のスポーク数にめどが立ちましたし、自分が選んだパーツ構成に問題がない事が分かったので助かりました( ´∀`)

18Hの特注リムに関してはブログでは書けませんが、ごにょごにょ…と言う訳で解決してるので大丈夫ですww
| kazu|
プロの方からの情報をたくさんお持ちなんですね!
羨ましぃなぁ・・・。
僕みたいなズブの素人が出る幕じゃなかったですね、スイマセン!

素人なりに一つ思ったのは、間引きをするならスポークが等間隔に配置される方が、構造的にはバランスがいいんでしょうねー。特に僕の組んだホイールなんて、回転中に荷重をスポークで支えられていないタイミングが非常に多いですから、高速回転とはいえ、それを意識してしまうとちょっと・・・です^^;
(力学とかあまりよく知らない素人の妄想ですが・・・)

プロの方がわざわざ本数を増やすのにはそういう意味合いと、あとは・・・フェイルセーフ的な効果を狙って・・・とかですかねぇ。うーん、考えるだけで楽しい・・・!

ただ、海外の文献を当たっても、「『歴史的に』〇〇本が安全だ」、みたいなあいまいな記述が結構ありますよね。素人にとっては悲しい限りです・・・。

プロの方がラジアルで組むかどうかは気になりますねー。kazuさんのブログを注視したいと思います。

ごにょごにょ・・・とピーの部分は非常に気になるところですが、事情がおありのようですので、行間から読み解くことに専念しますね^^
| T001|
T001さんへ

安全性もあると思うのですが、走りを考えての事だと思います、限界まで間引いて、軽いけど走らないホイールにするより、多少重くなっても走るホイールにしてるようです。

例えばシマノC24CLは1394g、フルクラムレーシング0は1430gで前者の方が軽いですが、前者は柔らかく後者は剛性が高いと言われます(後者の方がリムハイトが高く、スポーク数も多い)

1本あたりのスポークテンションには限界があって、サピムCXRAYの場合は130〜140kgfを超えると捻じれが激しくなるそうです、テンション<本数みたいなので、本数を増やして剛性アップを狙ってる可能性が高いです。

 ハッキリと口止めされてるわけではないのですが、ブログは不特定多数の人が見るので流石に書けないです(;´∀`)

ただ一つ言える事は〇〇の科学、○○の達人の情報では限界があります、手組をメインでやってるプロショップは企業秘密のマル秘技術があるようですが、向こうも商売ですから核心となる部分は教えてくれないです…
| kazu|
なるほどー。

軽さと剛性のバランス(他にもホイールバランスの出しやすさとかあるかもしれませんが)を追求していくと、素材の特性(限界)から現実的に落ち着くポイントが決まってくるという感じでしょうか。

たしかに軽いだけでもダメですし、剛性が高いだけでもダメですしね。

そう考えると、僕のホイールは、軽いけどフニャフニャと言えるかもしれません。後輪はもっとテンション上げたいけど、リムの方がこれ以上耐えられそうにありませんし・・・。

うーん。知れば知るほど面白いですね!
もっと勉強したくなってきました・・・!
| T001|
T001さんへ

軽さ・剛性・空力・バランスあたりでしょうね、ただバランスの出しやすさに関してはメンテの腕前でカバー出来るので、軽さ・剛性・空力が三大要素だと思います。

ココから先は同じプロでも人によってホイール論が違うので何とも言えませんが、剛性を重視する人が多い印象を受けます(我々アマは数字でハッキリ出る重量を重視しがちですが)

テンションはどこまで耐えれるか、リムが割れるまで上げて実験してる方もいますwプロの方でも変則組みや10H、12H等の少スポークで試験的に組んだ事はあるようですし。

勉強しようにもホイールの本がないので出来ないんですよね…ホイールだけで1冊書かれた本があれば良いのですが、世間的には需要がないので発売される事はないでしょうね(-_-;)
| kazu|
> ホイールだけで1冊書かれた本があれば良いのですが、世間的には需要がないので発売される事はないでしょうね(-_-;)

そうですね・・・。少なくとも邦書ではまずないでしょうね。。。
洋書では最近以下の2冊を手に入れました。まだざっと目を通しただけですが、力学的なことも含め基本的なことはそれなりに書いてあるようですね。古いので最近のホイール事情(カーボン素材等)まではカバーしきれてないのが残念ですが、今の僕には十分だと思うので少しずつ読み進めていこうと思ってます。

the Bicycle Wheel (Third Edition) Jobst Brandt著
THE ART OF Wheelbuilding Gerd Schraner著
| T001|
T001さんへ

探してないので何とも言えないですが、1冊くらい邦書でのないですかね〜少なくとも論文は結構あるようですが、それを閲覧するのが難しいようです。

ホイールの洋書は見た事ありますが、英語が苦手なので読むのが辛いんですよね(;´∀`)誰かハリーポッターみたいに翻訳して発売してくれれば良いのですがw
| kazu|
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