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ホイールのスポークアレンジメント説明



 ロードバイクのホイールはUCIルールで、前16本・後20本以上と定められており、完組ホイールでは最低ラインの前16本・後20本の物が多いです。

スポーク数が多く太い方が剛性・強度は増しますが、重量・空気抵抗で不利になります(スポークは1本あたり5〜7g、また空気抵抗は走行時に空気をかき回すスポークが一番大きいとされています)

それにスポーク本数を少なくすれば、その分スポーク・ニップル代が浮くので、コストダウンにつながりメーカーの儲けは増える事になります。

 完組ホイールと言うのは、メーカーが時間を掛けて研究・設計しているので、ハブ・スポーク・リムがベストマッチしており完成度が高いです。

なので手組ホイールで普通に前16本・後20本の物を作ると、剛性・強度不足になる可能性が高くなります。

左がクロス組み 右がラジアル組み

 手組ホイールの基本は前後共に32本のクロス組みです、クロス組みと言うのはスポークがクロスした組み方で、ラジアル組と言うのはクロスした箇所が0の組み方を言います。

クロス組みは空気抵抗が増えますが、トルクに対する剛性・横剛性が高く、加速の良いホイールになると言われます。

ラジアル組はハブのトルクを受けられず横剛性が低いですが、空気抵抗が少なく、縦剛性が若干高くなります。

 自転車は「ペダルを漕ぐ→クランク回る→チェーンを伝わり後輪のスプロケが回る→後輪が回る」と言う構造になっているので、後輪にトルクが掛かります。

なのでトルクを受ける為に、完組ホイールでも後輪はクロス組みがほとんどです、前輪はトルクが掛からないのでラジアル組みにするのが一般的です。

 後輪をラジアル組みにしたどうなるのか実験する為、手組ホイールで前後輪共にラジアル組みにした方もいますが、意外にも進みの良いホイールだったそうです。

ラジアル組みの方がメリットが大きいのですが、それにも関わらずメーカーが後輪をクロス組みにすると言う事は、剛性・強度等何らかの問題があるからと思われます。

左がラジアル 右が2to1

 後輪はスプロケ側に力が掛かるので、スプロケ側のスポークテンションを強くします(スプロケ側が120kgfとした場合、反スプロケ側はその半分の60kgfで良い)

この場合片方ゆるゆる、片方カンカンにスポークが張られたホイールになります、これだと反スプロケ側のスポークがあまり仕事をしてない状態になります。

これを解決する為スポークをスプロケ側2本、反スプロケ側1本にする事で、左右のスポークテンションをほぼ均一にしたのがカンパのG3、フルクラムの2to1です(シマノも9000系からは2to1を採用)

G3、2to1共に手組で挑戦した方がいますが、見た目は同じでも走りが全然ダメみたいです(-_-;)完組のようにリム・ハブを専用設計しないとダメなんだと思います

ちなみにスプロケ側・反スプロケ側に掛かるトルクを考え、スプロケ側をクロス組み、反スプロケ側をラジアル組にしたホイールもあります(私が持ってるマヴィックR-SYSがコレに該当します)

モランボン組み

 クロス組みの時スポークとスポークの接触箇所が、ガッチリ固定されているほど加速感が良くなります(ただしスポークの寿命は短くなる)

ガッチリ固定する為にハンダで固定する方法をソルダリングと言い、アヤを2回取る方法をダブルクロスと言います(ホイール組の達人DVDで組み方がある)

写真のようにスポークをねじって交点を増やし、ガッチリ固定する組み方をモランボンと言います(見た目のインパクトがロルフ並ですよねw)

モランボンは組み方以前にスポーク長の算出が難しいそうで(ねじる回数によって長さが変わる為)アマチュアでやってる方は少ないですが、プロショップで依頼すれば製作してもらえます。

 手組の場合は好きなスポークアレンジメントで作れますし、本数を間引く事も可能です(試験的に10・12本等の少スポークで作る方もいます、体重にもよりますが普通に走る分には問題ないとか)

現時点で色々考えておりG3と2to1はスルー、モランボンはプロショップで購入、フロントラジアル・ダブルクロス・少スポーク組み等は実施予定です。

続きの記事→ホイール変則組み・少スポーク構想




|自転車ホイール|09:20|comments(0)|trackbacks(0)|
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