高価な専用ガン・グリスを使用せず、スピードプレイのグリスアップを実施したので、その方法を紹介します。
前からグリスアップはしないといけないっと考えてましたが、スピードプレイの専用グリスガンは約4500円、専用グリスは約2500円するので躊躇してました。
しかし「ケントサイクル」のケントさんが、注射器を使ったグリスアップを実施していたので、私も挑戦する事にしました。
注射器3本セット 約400円
ケントさんはホームセンターで注射器を購入したと言ってましたが、地元のホームセンターをいくら探してもありません(;´∀`)これが田舎と都会の違いか…と思いネットでポチしました
注射器は針あり・なしの2タイプが売っていますが、針ありでも針を外せば良いだけなので、どちらでも使用可能です、サイズは2.5ml〜5mlが良いです(大きすぎると穴が合いません)
横のネジを外す
スピードプレイにはグリス注入用の穴があり、通常はボルトで止まっているので、プラスドライバーで取り外します。
前に「相性の良いパーツの選び方」で書いた通り、スピードプレイはメンテ頻度を上げる事で、性能を維持するタイプに属します、その分メンテが簡単になっているのが特徴です。
シマノは分解しないとグリスアップ出来ませんが、スピードプレイはこのネジを外すだけでグリスアップ出来ます。
注射器でグリスを注入
穴に注射器を入れてグリスを注入、ホームセンターで購入出来る小型グリスガンの場合、粘度が高いデュラグリスは注入出来ないそうです(他のブロガーさんが記事にしてた、ちなみに注射器なら楽に入る)
反対側から古いグリスが出てくる
穴からグリスを注入すると反対側から古いグリスが出て来ます、その後はネジを締めて、古いグリスを拭き取るだけです(所要時間は左右で10分以内)
肝心の使用グリスですが「自分と相性の良いオイル・グリスの見つけ方」に書いた通り、自分がマメかどうか・走行距離・雨天走行の有無を考えて選択する必要があります。
ペダルは回転する回数が多いので、走りを軽くするために、粘度が低いグリスが良いと言う方もいます(極端な話レースで使うならグリスより粘度が低いオイルでも良い)
しかしスピードプレイのZEROは簡単にグリスアップ出来ます、つまりその分ゴミや水も侵入しやすい事になります。
シューズに付いた砂・ゴミ・水がペダルに入る可能性が高く、シール性・防水性が低いスピードプレイの場合は、ある程度粘度が高いグリスの方が良いと言う方もいました。
後は自分のメンテ頻度によります、走りを優先して粘度が低いグリスを使っても、1000キロ毎にグリスアップすれば問題ないでしょう。
しかし私は無精者なので1000キロに一回ペダルのグリスアップはしないでしょう、なので粘度がある程度あるグリスを検討しました。
「さやパパの独り言」のいけぴーさんは、スピードプレイZEROを全部分解して、使用されているシール、ベアリング等を確かめた所、走行性能よりシール性・防水性・耐荷重性が重要と言う結論に達したようです。
なので極めて粘度が高いグリスを使用していました、ペダルの回転は悪くなったようですが、特に問題ないとの事でした(メンテ頻度は3〜5000キロ前後)
ホームセンターで売っているモリブデン系のグリスを使用している方もいましたが、自転車専用品以外は使用しない方が良いと聞いた事があるので止めました。
いけぴーさんに「粘度的にシマノのデュラグリスがベストに近いかもしれない」っと教えていただきました(元々デュラグリスは所有してるので都合が良い)
そこで今回はデュラグリスを使用、ペダルの回転は以前より若干悪くなりましたが、今回のグリスアップは回転を良くする為ではなく、設備保護の為のグリスアップなので問題ありません。
他にもこの方法でメンテをしてる方はいたのですが、グリスアップの方法を説明する事に注力して、使用グリスに関しては記述なしと言うブログが多かったです。
専用グリスを使う気はなかったので、どのグリスを使えば良いのか…と言う壁に当たり、実施までに時間が掛かりました。
グリスの種類は多いので、自分の性格・走行スタイルを考えて一番合った物を選びましょう、私のように色々考えるのがメンドクサイと言う方は、注射器+専用グリスでする事をお勧めします。